「遺品整理」英語でどう伝える?遺品整理のプロが解説する実践的な英語フレーズ集〜外国人の方からの遺品整理に備えて

こんにちは!遺品整理・残置部処分プロフェッショナル
稲妻産業株式会社 前田です。

遺品整理は、故人様を偲び、残された品々を整理する大切な作業です。
近年では、国際的なご家族構成や海外での生活経験などから、「遺品整理」について英語で話す機会や、英語での情報を必要とされる方も増えてきました。

「遺品整理って英語でなんて言うんだろう?」
「業者に英語で依頼したいけど、どう伝えればいい?」

そんな疑問をお持ちの方のために、今回は遺品整理に関連するさまざまな英語表現を、具体的な使い方やニュアンスの違いとともにご紹介します。

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目次

1.「遺品整理」を表す基本的な英語表現

まず、遺品整理全般を指す言葉としてよく使われるのが以下の表現です。

estate sale (エステート セール)

直訳すると「遺産整理販売」。故人の遺品を売却処分する際に使われることが多い表現です。

estate clearing (エステート クリアリング)

「遺産整理」という意味で、遺品を処分したり、保管したり、家を片付けたりする際に幅広く使えます。業者に依頼する際にも便利な言葉です。

例:I’m looking for an estate clearing company.
(遺品整理業者を探しています)

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2.より具体的に状況を説明する英語表現

もう少し具体的に「故人の持ち物を整理する」という行為を伝えたい場合には、以下のような表現があります。

Sorting out the deceased’s belongings (ソーティング アウト ザ ディシーズズ ビロンギングス)

「故人の遺品を整理する」という意味で、遺族や業者が遺品を仕分け・整理する作業を指します。

clean up after someone’s passing (クリーン アップ アフター サムワンズ パッシング)

「故人の死去後の片付け」という意味で、遺品整理だけでなく、住居の清掃などより広範囲の片付けを含む場合がああるそう。

organize someone’s belongings (オーガナイズ サムワンズ ビロンギングス)

「故人の遺品を整理する」という意味で、特に遺品を分類したり、必要なものを保管したりするニュアンスで使われるとのこと。

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3.「整理する」を表すキーとなる動詞

「整理する」を表すキーとなる動詞:sort through と clean out

遺品整理の作業の中でも「仕分ける」「片付ける」という具体的な動作を表すのに便利な動詞があります。

sort through (ソート スルー):~を選り分ける、整理する

たくさんの物の中から必要なものと不要なものを選り分ける、整理整頓するというニュアンスとのこと。

例文
I have to sort through my mother’s belongings after her death. (母の死後、母の遺品を整理しなければなりません。)

It took a long time to sort through my father’s belongings after his death. (父の死後、遺品整理をするのにすごく時間がかかった。)
この sort through は、遺品整理以外にも使えます。

Can you sort through these files? (このファイル整理してもらえますか?)

I sorted through my clothes and threw away unnecessary ones. (服を選り分けて、もう着ないものを捨てた。)

物理的な物だけでなく、情報やアイデアの整理にも使えます。

We need to sort through large amounts of data. (大量のデータを整理しないといけない。)

This book helped me sort through my ideas. (この本は自分の考えを整理するのに役に立った。)

clean out (クリーン アウト):~をすっかり片付ける、空にする

日本語の「遺品整理」が持つ「不要なものを処分して、さっぱりきれいに片付ける」というニュアンスに近い表現。

例文:
I had to clean out my father’s belongings after his death. (父の死後、父の持ち物を片づけなければいけなかった。)

補足

belongings や possessions は「所有物、持ち物」を指します。

土地や家などの不動産を含む「財産、遺産」全体を指す場合は estate を使うとより適切。

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4.専門業者に依頼する際に使われる表現

遺品整理を専門業者に依頼する場合、以下のような表現も使われます。

Estate Clearance (エステート クリアランス)
Estate Cleanout (エステート クリーンアウト)

これらは、家や物件から不要なものを取り除くプロセス全般を指し、専門業者サービスを指すことが多いです。家具、アンティーク、日用品から不用品までの処理、チャリティーへの寄付なども含みます。

例文:
More and more people are hiring estate clearance services to handle the belongings of deceased loved ones. (亡くなった方の遺品を整理するために、ますます多くの人々がエステートクリアランスの業者に依頼しています。)

More people are resorting to estate cleanout services to sort out the belongings of their deceased loved ones. (亡くなった方の遺品を整理するために、多くの人がエステートクリーンアウトのサービスに頼っています。)

Probate Clearance (プロベイト クリアランス)

特に「遺言検認(Probate)」という法的な手続きに関連して、遺産を清算する過程で不要な物を取り除くことを指します。法的な文脈で使われることが多い表現です。

例文:

More people are resorting to professional services for probate clearance to sort out the belongings of the deceased.
(亡くなった方の遺品を整理するために、遺品整理の専門業者に依頼する人が増えています。)

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5.例文で見る遺品整理の実際:「父の遺品を整理する」

具体的なシチュエーションでどのように使われるか見てみましょう。

to sort through the belongings my father left behind (父が残した遺品を整理する)

clean out one’s father’s belongings after his death (父の死後、父の持ち物を片付ける)

sort through one’s father’s possessions after his death (父の死後、父の所有物を整理する)

これらの表現を使った例文です。

I had to clean out my father’s belongings after his death. (父の死後、父の持ち物を片づけなければいけなかった。)

It wasn’t easy for me to sort through my father’s possessions after his death. (父の遺品を整理するのは簡単なことではなかった。)
遺品整理は、精神的にも体力的にも大変な作業です。私も父が亡くなった後、不要なものを処分しなければならなかった経験があり、その大変さはよく分かります。

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まとめ

今回は、「遺品整理」に関するさまざまな英語表現をご紹介しました。

基本的な表現:estate sale, estate clearing

具体的な状況説明:Sorting out the deceased’s
belongings, clean up after someone’s passing, organize someone’s belongings

キーとなる動詞:sort through, clean out

業者依頼時の専門表現:Estate Clearance, Estate Cleanout, Probate Clearance

これらの表現が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。
遺品整理は、故人様との思い出と向き合い、心を整理するための大切な時間でもあります。ご自身だけで抱え込まず、時には専門家の力も借りながら、一歩ずつ進めていってくださいね。

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